#ワンますラジオ
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【麻酔全般#53】スガマデックスで抜管失敗は減る。それでもTOF 0.4〜0.9ならネオスチグミン
October 8, 2026 · 18 min上部消化管内視鏡の処置で全身麻酔・気管挿管を受け、ロクロニウムを使った成人15,730人(傾向スコアで1群7,865人ずつ)を比べた米国の大規模データ研究。抜管失敗(30日以内の人工呼吸または再挿管)はスガマデックス3.88%、ネオスチグミン5.79%(リスク比1.49)で、無気肺と予定外のICU入室もスガマデックスで少なく、30日死亡は差がありませんでした。後半は同号のエディトリアルを紹介。定量的な筋弛緩モニタリングでTOFカウント4…
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【産科麻酔論文100選】硬膜外カテーテルはなぜ5 cm?多孔式カテーテル3・5・7 cmを比べた1995年のRCT
October 6, 2026 · 13 min硬膜外カテーテルを硬膜外腔に5 cm入れる——多くの論文やマニュアルで目安になっているこの数字の根拠になるのが、1995年のこのRCTです。分娩中の女性100人で多孔式カテーテルの留置長を3・5・7 cmに割り付けると、不完全鎮痛は5 cmで6.3%と最も少なく(3 cmは31.4%、7 cmは33.3%)、7 cmでは静脈内迷入が17.5%に増えました。単孔式から多孔式、オープンエンドからクローズドエンドへというカテーテルの変遷や、「4 cmか5…
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【産科麻酔#53】カテーテル3 cmは効きが速いが掻痒が多い——DPE+PIEBの留置長RCT
October 4, 2026 · 11 minDPE(硬膜穿刺硬膜外鎮痛)とPIEBで無痛分娩を行うとき、硬膜外カテーテルを硬膜外腔に何cm残すのがよいのか。102例を3・5・7 cmに割り付けたRCTでは、3 cm群で鎮痛到達までが5.2分と最も速い一方、掻痒は32.4%と多く、著者は5 cmが適切かもしれないと結論づけています。「硬膜に開けた穴に近いほど速く効く」という読み解き、抵抗消失が4.5 cmのときに何cmで固定するか、BMIが高い妊婦さんでは深めに入れる理由、局所麻酔薬だけのローディングなら3…
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【雑談放送#30】新アプリ「ワンます文献レビュー」はじめました/産科麻酔の論文を、毎日1本だけ
October 3, 2026 · 12 minワンます文献レビュー(ベータ版)→ https://bunken.yusukemazda.com 今回はエクストラな回として、ぼくが作ったウェブアプリ「ワンます文献レビュー(ベータ版)」をご紹介します。産科麻酔の論文を毎日1本だけ、平日は麻酔と産科の主要10誌の新着から、土日はワンますラジオの「産科麻酔論文100選」などの名作論文からお届けします。下書きはAIが作り、ぼくが目を通してから載せています。ベータ版なので、アプリの「意見を送る…
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【麻酔全般#52】血圧を上げてもAKI・心筋傷害は減らなかった——せん妄は?試験逐次解析つきメタ解析
October 1, 2026 · 13 min術中の血圧を高めに保てば、術後の急性腎障害や心筋傷害、せん妄は減らせるのか。予定非心臓手術のRCT 15試験・15,603人を統合したメタ解析では、通常の目標より高い血圧目標でも、全死亡(RR 1.00)・急性腎障害(RR 0.95)・急性心筋傷害(RR 1.02)は減らず、減ったのは術後せん妄(RR 0.73)だけでした。ただしせん妄は試験逐次解析では確定に届いておらず、対象も高齢者に限っていません。収縮期血圧80から平均動脈圧65へ…
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【産科麻酔論文100選】ブラッドパッチ「20 mL」の根拠はここから——5年がかりの無作為化試験121例
September 29, 2026 · 15 min前回のBerger回で予告した、ブラッドパッチの「20 mL」の根拠になった古典的RCTです。6か国10施設で5年をかけ、偶発的硬膜穿刺後に頭痛が出た産科の患者さん121例を自己血15・20・30 mLに無作為に割り付けたところ、持続的完全消失は10%・32%・26%で、20 mLの15 mLに対するオッズ比は4.49でした。後半は、PDPHと産後うつ・PTSDの関係や、入院期間の長い日本だからこそのブラッドパッチのやりやすさにもふれな…
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【産科麻酔#52】ブラッドパッチは30 mL以上?注入量が多いほど再パッチが少なかった——産科285例
September 27, 2026 · 13 min産科の硬膜穿刺後頭痛に対するブラッドパッチで、背中の圧迫感や痛みが出るまでゆっくり注入した285例を振り返ると、注入量の中央値は28.0 mL。注入量が多いほど2回目のブラッドパッチが少なく(1 mLあたり OR 0.96)、30 mL以上では頭痛の完全消失とも関連していました。後ろ向き研究で因果は言えず、同じ号のエディトリアルと2024年の国際コンセンサス(推奨は15〜20 mL)もあわせて紹介しつつ、NRFitのシリンジ事情も含めて…
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【雑談放送#29】祝フォロワー200名突破!耳で学ぶ医学教育のこれから
September 24, 2026 · 11 min#ワンますラジオのフォロワーが200名を突破しました。いつも聴いてくださって本当にありがとうございます。今回はそのお礼と、「ポッドキャストで医学を学ぶ」ということについて話しました。耳から学ぶことの学習効果、スライドを出さず身振り手振りだけで成立させている理由、車通勤の多い地域で学べるものを作りたかったという動機、そして「これは麻酔科控室の雑談みたいなもの」という番組のスタンスまで。エンターテインメントの中にちょこっとだけ学びがある、そ…
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【産科麻酔#51】脱水だと帝王切開が増える?分娩中の輸液をめぐる、知らなかったエビデンス2本立て
September 22, 2026 · 13 min2024年の全米的な輸液不足を受けて、分娩中の維持輸液を125 mL/hからルート確保だけの10 mL/hに絞り、経口補水を勧めた施設で何が起きたか。NTSV(初産・正期産・単胎・頭位)2,506例の後ろ向き研究で、帝王切開率は28.4% vs 30.7%と有意差なし、総分娩時間も差はなく、ただしテルブタリンの使用だけが12.4% vs 8.7%と多くなっていました。この論文を読んで「そもそもなぜ輸液量と帝王切開率が結びつくのか」がわか…
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【産科麻酔#50】産後の入院中、母親は眠れていない——アクチグラフィーが測った睡眠3.6時間
September 20, 2026 · 14 min経腟分娩28例と予定帝王切開33例、計61例の産後入院中の睡眠と活動を、手首装着型アクチグラフィーで測ったスタンフォードのパイロット研究です。睡眠は両群とも悪く(睡眠1回あたりの中央値3.6時間)、睡眠効率・総睡眠時間・中途覚醒に差はありませんでした。睡眠中の体動指数(5.4 vs 7.2)と睡眠分断化指数(5.6 vs 19.0)は経腟分娩のほうが低かったものの、多重比較の補正後には有意差が残らず、一方で帝王切開群は産後0〜2日目の座…
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【麻酔全般#51】新生児手術の輸血、51.1%がHb 12以上——死亡と関連したのはHbより「輸血量」
September 17, 2026 · 13 min非心臓手術を受けた新生児1,305例のうち22.8%が周術期に赤血球輸血を受け、術後Hbが測れた輸血例の51.1%はHb 12.0 g/dL以上でした。ところが、この「Hbが高すぎる輸血」そのものは合併症や死亡と有意な関連がなく、死亡と関連していたのは輸血量(追加5 mL/kgごとに30日死亡のオッズ1.05倍)のほうでした。産科麻酔と並んで新生児の麻酔を多く担当していた埼玉医大時代の経験や、心臓手術の制限輸血RCTとの共通点、「数字を…
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【麻酔全般#50】タトゥーは脊髄くも膜下・硬膜外麻酔の禁忌?ナラティブレビューで整理
September 15, 2026 · 12 min背中や腰のタトゥーは、脊髄くも膜下麻酔・硬膜外麻酔の絶対的禁忌ではありません。それでも、針が色素を含む組織片を深部へ運ぶ可能性(tissue coring)や、タトゥー関連皮膚感染(1%-5%)など、知っておきたい潜在リスクがあります。Pain Physicianのナラティブレビューをもとに、タトゥーを避けた穿刺部位の選び方に加えて、脊椎超音波の活用や「いつ入れましたか」と一言聞くことまで、「避ければいい」で終わらせない考え方を話しまし…