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おうちで診る医療|名古屋発!ごうホームクリニックの在宅医療ポッドキャスト

by ごうホームクリニック
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  • 【在宅医療のお金】払ってから戻す?窓口負担を抑える準備|#340

    October 25, 2026 · 19 min

    在宅医療の現場では、医学的な判断と同じくらい「お金の段取り」が療養の継続を左右します。訪問診療、訪問看護、訪問薬剤、医療材料、そして介護保険サービス。一つひとつは数千円から数万円でも、月単位で積み上がると家計を圧迫します。特に、がん終末期や慢性心不全の増悪(ぞうあく)など、短期間に医療の密度が上がる局面では、1か月の窓口負担が十万円を超えることも珍しくありません。そのとき家族が口にするのは「このまま家で診てもらって、本当に払えるのか」と…

  • 339結局、月いくら?在宅医療の請求書を開く

    October 25, 2026 · 19 min

    在宅医療の導入相談で、ご家族から最も多く出る質問は「で、毎月いくらかかるんですか」です。ところが私たち支援する側も、即答できないことが少なくありません。理由ははっきりしていて、在宅医療の費用は、医療保険と介護保険という性格の違う2つの財布から、しかも複数の事業所から、バラバラの請求書として届くからです。訪問診療の医療機関、訪問看護ステーション、調剤薬局、訪問介護事業所、福祉用具貸与事業所。利用者宅の机の上には、毎月4通も5通も封筒が並び…

  • 338申告しない人が、毎年損している数万円

    October 25, 2026 · 18 min

    在宅医療の現場では、「医療費が高い」「介護保険の自己負担が重い」という相談が日常的に寄せられます。しかし、その多くは制度を知らないことによる損失です。日本の医療・福祉制度の大半は申請主義、つまり本人や家族が自分から手を挙げないと一円も戻ってこない仕組みになっています。高額療養費のように保険者から勧奨通知が届くものもありますが、医療費控除(いりょうひこうじょ)や障害者控除は、自分で確定申告をしない限り自動的には適用されません。 在宅療養…

  • 337年金15万円で、家での療養は何年もつか

    October 25, 2026 · 18 min

    在宅医療の現場で、医療者が最も語りにくく、しかし家族が最も知りたがっているのが「お金」の話です。年金収入が月15万円、つまり年額180万円。これは年金で暮らす単身高齢者として珍しくない水準ですが、この金額で親や配偶者の療養生活を何年支えられるのかを、具体的に答えられるスタッフは多くありません。結果として、家族は誰にも相談できないまま貯金を取り崩し、限界が来てから「もうサービスを減らしてください」と切り出すことになります。 お金の問題は…

  • 336「通帳、見せて」をケンカにしない切り出し方

    October 25, 2026 · 17 min

    在宅医療・在宅介護の現場で、支援が止まる理由の上位に必ず入るのが「お金の話」です。医療や介護の必要性は全員が理解しているのに、費用の話が出た瞬間に家族の表情が変わり、「そこまでは結構です」「本人が嫌がるので」と断られる。その裏側にあるのは、料金そのものへの不満ではなく、「誰がどこまで本人の財産に触れてよいのか」という、家族内で誰も言語化していない不安であることが少なくありません。 さらに在宅医療の対象者は、認知症(にんちしょう)や脳血…

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  • 335同じ効き目で薬代が半分になる話

    October 25, 2026 · 16 min

    在宅医療の現場で「お金の話」というと、訪問診療料や訪問看護の自己負担に目が向きがちです。しかし実際にご家族から相談が多いのは、意外にも薬代です。薬は毎月必ず発生する固定費であり、慢性疾患を複数抱える在宅患者さんでは、月の自己負担のうち薬剤費が半分以上を占めることも珍しくありません。しかも薬代は、診療内容を変えなくても、選び方と渡し方の工夫だけで下げられる余地が大きいという特徴があります。 ここで言う工夫とは、治療内容を削ることではあり…

  • 334限度額を超えた日、10割が襲ってくる

    October 25, 2026 · 22 min

    在宅医療の現場で、利用者と家族が最も強い衝撃を受ける瞬間のひとつが、月末に届く請求書を見たときです。「先月までと同じようにサービスを使っていたつもりなのに、なぜ3万円も請求が来るのか」。この裏側にあるのが、介護保険の区分支給限度基準額(くぶんしきゅうげんどきじゅんがく)の超過です。介護保険は、要介護度ごとに1か月に使えるサービス量の上限が単位(たんい)という形で決められており、その上限までは1割から3割の自己負担で済みます。しかし上限を…

  • 333 お金に困ったと言える相手が、地域にいる

    October 25, 2026 · 20 min

    在宅医療の現場では、医療とケアの質を左右する要素として「お金」が静かに、しかし決定的に効いてきます。訪問回数を減らしてほしいという申し出、福祉用具の解約、ショートステイのキャンセル、薬局での「今日は一部だけください」という言葉。これらは多くの場合、症状の改善や本人の希望ではなく、支払いの不安から出てきます。しかし患者さんや家族は、痛みや呼吸苦のことは話せても、お金のことはなかなか口に出せません。恥ずかしさ、迷惑をかけたくないという遠慮、…

  • 【災害・停電】電気が消えた最初の1時間、何から手をつける|#332

    October 19, 2026 · 18 min

    在宅医療の現場で停電が起きたとき、最も危険なのは「機械が止まったこと」そのものではなく、「あと何分もつのかを誰も知らないまま時間が過ぎること」です。人工呼吸器の内部バッテリーは機種によって概ね数時間、在宅酸素療法(ざいたくさんそりょうほう)の酸素濃縮装置(さんそのうしゅくそうち)に至ってはバッテリーを内蔵していない機種が主流で、電気が消えた瞬間に供給が止まります。吸引器(きゅういんき)も同様に、充電が切れていれば分泌物(ぶんぴつぶつ)の…

  • 【災害・停電】停電72時間、誰から助けに行くか決めていますか|#331

    October 19, 2026 · 17 min

    災害時、在宅医療の現場で最初に起きるのは「電気が止まること」です。建物が無事でも、電気が止まった瞬間から、人工呼吸器(じんこうこきゅうき)も、酸素濃縮装置(さんそのうしゅくそうち)も、吸引器(きゅういんき)も、エアマットレスも、冷蔵庫の中のインスリンも、すべてが止まります。2018年9月の北海道胆振東部地震(ほっかいどういぶりとうぶじしん)では道内のほぼ全域にあたる約295万戸が停電するブラックアウトが発生し、2019年9月の台風15号…

  • 【災害・停電】電動ベッドが平らに戻らない、5階に取り残される|#330

    October 19, 2026 · 21 min

    災害や停電が起きたとき、在宅医療の現場で最初に止まるのは「生活を支えていた電気仕掛けの住環境」です。電動ベッドは角度がついたまま固まり、エアマット(体圧分散マットレス)は数時間かけてしぼみ、エレベーターは止まり、エアコンも換気扇も動きません。医療機器のバックアップは平時から話題になりますが、ベッド・マット・エレベーター・室温という「生活動作と住環境」の停止は、見落とされたまま当日を迎えることが少なくありません。 月曜の回で触れたとおり…

  • 【災害・停電】とろみ剤が尽きた日の、食べる・飲むの守り方|#329

    October 19, 2026 · 18 min

    災害や長時間の停電が起きたとき、在宅療養者の生死を分けるのは、実は人工呼吸器や酸素だけではありません。嚥下(えんげ)機能が落ちている方にとっては、とろみ調整食品(増粘剤・ぞうねんざい)が尽きること、嚥下調整食のレトルトが底をつくこと、そして冷蔵庫が止まることが、そのまま脱水と低栄養、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)に直結します。呼吸器や吸引器の電源確保は多くの事業所でチェックリスト化されていますが、「とろみ剤があと何日分あるか」を把握し…

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About the show

「在宅医療って、実際どうなの?」 『おうちで診る医療』は、名古屋市天白区のごうホームクリニックがお届けする在宅医療のポッドキャストです。 ご本人の「おうちで過ごしたい」という願いを支える現場から、在宅医療の実践知や日々の工夫をお伝えします。 高齢者の「いつもと違う」に気づく視点、急変時に確認したいこと、ご家族との対話、訪問診療チームの連携。人工呼吸器を使う方や、医療的ケアが必要なお子さんの在宅生活についても取り上げます。 医療・介護に携わる方の学びに。そして、ご自宅での療養や介護に向き合う方が、状況を理解し、相談するための手がかりに。 移動中や家事の合間に、「聴く在宅医療」をお楽しみください。