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Fiction

[物語朗読] 奇話聴くべし

by 紙森祠
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Latest episodes

  • 小説『夢の虎』(紙森 祠)

    June 28, 2022 · 24 min

    「死んでおるな」「死んでおりますか、この虎は」守護代に虎図を命じられて一年、絵師・永恒は今日もまた、屏風絵の前で主君に向き合っている。永恒は本物の虎を見たことがない。手元にあるのは明から渡ってきた一枚の毛皮だけである。 『志怪余蘖- 中世怪異短編集』の中から『夢の虎』

  • 小説『橋の下』(山本周五郎)

    May 15, 2022 · 42 min

    「心に傷をもたない人間がつまらないように、あやまちのない人生は味気ないものだ」冬の七つの鐘、城下を離れた練り馬場のはずれを、決闘の刻を間違えた若侍が震えながら歩いている。河原に降りると、橋の下に焚火が燃え、そこには「夫婦乞食」と呼ばれている老人たちがいる。荷物のなかから、刀の柄が覗いていた。 原文(青空文庫):https://www.aozora.gr.jp/cards/001869/files/57700_72493.html

  • 小説『別れは故人から』(紙森祠)

    April 19, 2022 · 33 min

    「あなたは白髪の一つも出ませんね、私の方が年上に見えてしまいそう」秋の夜、囲炉裏を囲んで藁靴を編みながら、女はそんな軽口を夫に言った。火箸を持つ夫の手が一瞬止まった。翌日、山仕事に出かけた夫は帰らず、村はずれの池のそばで、夫の着物を身につけた一体の白骨が見つかる。硯箱には、宛名を女の名にした書状が一通、残されていた。 出典 紙森祠 初期短編集

  • 小説『首飾り』(モーパッサン)

    April 2, 2022 · 28 min

    舞踏会へ行くために、ある女が裕福な友人から借りた一連のダイヤがある。月明かりの帰り道で、その首飾りは消える。モーパッサンの短篇は、それを取り戻すために費やされた十年の歳月を、淡々と数え上げてゆく。 原文から朗読に伴い細部の文章について改変を加えています。 原文(青空文庫): https://www.aozora.gr.jp/cards/000903/files/43555_70058.html Twitter https://twit…

  • 伝承『先妻と後妻』(諸国百物語)

    March 29, 2022 · 8 min

    諸国百物語

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About the show

焚き火を囲む夜に、シェヘラザードの寝室で、カンタベリーへの道のりで、人を慰めるために物語は語られてきました。眠れない夜、長い移動、ひとりの作業時間に物語を今日も一つ。