お寺の縁側ラジオ
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Latest episodes
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20年ぶりに池上本門寺のお会式の万灯練供養を見に行きます(2026/10/12)
October 11, 2026 · 6 min10月13日は日蓮宗の開祖・日蓮聖人のご命日です。その前日に、東京別院の企画で池上本門寺(東京・大田区)のお会式へ20年ぶりに参加してきます。 池上本門寺のお会式の目玉は「万灯練供養」です。百数十基の万灯と約3000人の行列が池上の街を練り歩き、江戸の火消しを模した先導と太鼓・笛の音が深夜まで続きます。また境内では、「南無妙法蓮華経」を夜通し唱え続ける「唱題行」が行われます。今年は新貫首就任後初めてのお会式で、節目の一日でもあります。当…
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上辺だけの優しさは相手の敵になるのと同じ(2026/10/11)
October 11, 2026 · 14 min小学校2年生の末っ子がスマホで名前を音声入力して検索し、「お父さん有名人だよね」と画面を見せてきました。思わず笑いましたが、恥ずかしい投稿が出ていないか背筋がひやりとした体験です。高校1年の長女からは「TikTokだけは絶対やめて」と念押しされてもいます。子供に見られることが前提になった時代に、発信のあり方を改めて考えました。 誰が見ているかわからない中では、言葉を選びすぎて大事なことが言えなくなりがちです。「厳しさ」の話がその典型で、…
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善良であれ(2026/10/9)
October 8, 2026 · 13 min漫画の主人公に感じた「善良さ」から、善良に生きることの意味と難しさを考えるエピソードです。 SNSで目立つ人ばかりが目に入る現代、日蓮は「蔵の宝よりも身の宝優れたり、身の宝よりも心の宝第一なり」と説きました。財産でも優れた技能でもなく、心のあり方こそが第一だという言葉です。檀家さんや地域の方のなかには、人の悪口を言わず誰にでも丁寧に接する善良な人がたくさんいて、目立たないながらも地域の暮らしを静かに支えています。 七仏通誡(しちぶつつう…
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疲れたら休む—デジタル鎮痛剤と、お釈迦様が苦行をやめた話(2026/10/8)
October 7, 2026 · 13 min「デジタルイブプロフェン(デジタル鎮痛剤)」とは、中国の若者の間で疲れや不安を和らげてくれるネットコンテンツを指す言葉です。「ちいかわ」がその代表例として挙げられており、厳しい競争社会に疲れた若者が可愛いキャラクターや穏やかな物語に癒しを求める流れは、日本にも通じるものがあります。 鎮痛剤の形は人それぞれで、音楽でも漫画でも散歩でもかまいません。お釈迦様は長年の苦行で骨と皮だけになりましたが、苦行だけでは悟りに至れないと気づき、スジャー…
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日蓮聖人のご命日はなぜ賑やかなのか—お会式と万灯練り供養(2026/10/7)
October 7, 2026 · 14 min日蓮宗の開祖・日蓮聖人が1282年(弘安5年)に入滅されたご命日は10月13日です。この命日を中心に、全国の日蓮宗の寺院で「お会式」と呼ばれる法要が営まれます。なかでも池上本門寺(東京都大田区)のお会式は最も盛大で、前夜の万灯練り供養が知られています。万灯とは各講(信徒の集まり)の紋を描いた提灯に桜の造花を飾った灯りで、全国百を超える講が池上の町を約2キロ練り歩きます。 お会式の賑やかさは江戸時代の町民文化によるものです。江戸から近い池…
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六角堂改修竣工式典と文化財修復—「前と変わらない」が最大の褒め言葉(2026/10/5)
October 5, 2026 · 11 min南アルプス市の重要文化財・六角堂の改修竣工式典に出席しました。聖徳太子を祀るこのお堂は築200〜300年で、シロアリ被害が進んでいたものを、市の助成金・文化財保護財団の支援・地元寄付など総額約3000万円をかけて修復。改修を担った石川工務店(山梨県)の社長は42歳で、「前と変わんねえんじゃねえかって言われるのが一番の褒め言葉」と話してくれました。 文化財修復では、解体しながら昔の本来の姿を見つけ出し、古い土壁の土を再利用して8層に塗り重…
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田部井淳子さんの息子を寺子屋に招く。三十番神って知ってる?1週間を振り返りながら(2026/10/4)
October 4, 2026 · 17 min寺小屋の新企画として、11月28日に田部井真也さんの講演会が決まりました。田部井真也さんのお母さんは登山家の田部井淳子さん——日本人女性として世界初のエベレスト登頂を果たした方です。東日本大震災後に始めた「東北の高校生を富士山へ」というプロジェクトを、真也さんは母の逝去後も引き継いで続けています。映画にもなりファンも多い方なので、お母さんのエピソードも交えていただく予定です。 もう一つのトピックは「三十番神(さんじゅうばんじん)」。日本…
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お坊さんの話はなぜ眠くなるのか――処理流暢性と対機説法(2026/10/3)
October 3, 2026 · 12 min法事や葬儀の後に行う法話。「お坊さんの話は眠くなりやすい」とよく言われますが、その理由と自分なりの実践について話しています。 心理学の「処理流暢性」という観点から見ると、知っている人の話は前提知識があるぶん脳の負荷が低く、長く聴いていられます。知らない人の話は相手を把握しながら聴くため疲れやすい。法事の場は遠方の参列者も多く、仏教の専門用語が加わり、長いお経の後に法話が続きます。読みやすい本は「8割わかって2割引っかかる」ものだというポ…
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善い友とはなにか?(2026/10/1)
October 1, 2026 · 15 min「シンガーラへの教え」と呼ばれるお経をもとに、お釈迦様が説いた「善い友」の条件を紹介します。このお経では、6つの方角をそれぞれ6つの人間関係(両親・師匠・家族・友人・同僚・出家修行者)に重ねて、どう向き合うべきかを説いています。今回はそのなかの「友人」にあたる北の方角を掘り下げます。 友のように見えて実は友でないもの(偽の友)と、心からの友(本当の友)はそれぞれ4種類あります。お釈迦様の分類は「言葉ではなく行いを見る」という視点に貫かれ…
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邪気とは何か(2026/9/30)
September 30, 2026 · 22 min邪気という言葉は民間から広まった表現ですが、仏教の煩悩と深く結びついています。煩悩はサンスクリット語でクレーシャといい、心を汚し乱す働きのことです。 この煩悩の根本には「三毒」と呼ばれる三つの働きがあります。一つ目は貪欲——欲しい、手放したくないという再現のない貪りの心。二つ目は怒りの心——自他を傷つける炎のような激しい怒り。三つ目は愚痴——自分の都合にとらわれ、物事をありのままに見られない迷いの心です。 邪気払いの第一歩は、この三毒の…
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この身ひとつの限界を知る(2026/9/28)
September 28, 2026 · 8 min仲間のお坊さんたちとAIの使い方を話す機会があり、文書作成や資料作成への活用者が多い一方で、エージェント的な使い方やClaude Codeを使っている人はほとんどいませんでした。 自分はといえば、檀家管理ソフトの自作、毎朝のメール仕分け、VoicyやSpotifyへの音声配信の自動アップロードなど、寺の運営の各所にAIを組み込んでいます。一時期はnoteをほぼ毎日更新する試みもしましたが、内容の薄いものが量産されてしまったため、早々に見…
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20代の頃にやっていた婚活的なことの話(2026/9/27)
September 27, 2026 · 13 minなんだかくだらないただの雑談になってしまいました。 20代の頃、地方での出会いの主流は合コンでした。仲の良い友人10人弱で週2チームに分かれ、入れ替わりながら企画を続けるうちにつてが広がり、今の妻とも出会いました。ほぼ全員がその流れで結婚相手を見つけた、そんな時代の話です。 30代半ばを過ぎても独身だった知人は、結婚相談所を利用して結婚しました。入会金などのコストはある一方で、出会いの質を担保しやすい仕組みを当時は頼もしく感じました。…