オーディオドラマ「五の線」リメイク版
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Chart positions today · Brazil
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Ranking history · Brazil
Latest episodes
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81,【最終話 後編】12月24日 木曜日 15時53分 金沢北署
August 26, 2020 · 13 min81.2.mp3現場に一人残された村上は震える手で井上の顔面めがけてハンマーを振り下ろした。何度も。彼の身につけている白いシャツにおびただしい量の血液が付着した。その後、塩島の携帯で警察に通報した村上はひとまず山頂を目指した。山頂から麓まで一気に駆け下りることができる場所ががあることを村上は高校時代の鬼ごっこで知っていた。しかしその山頂には間宮と桐本がいた。自分の姿を目撃され万事休すと思った時だ。気がつくと目の前に二人が倒れていた。おそ…
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81,【最終話 前編】12月24日 木曜日 15時53分 金沢北署
August 26, 2020 · 19 min81.mp3 「どうや。」片倉の問いかけに古田は頭を振った。「ほうか…。」抜け殻のように取調室で佇む佐竹を窓から覗きこみながら、片倉はため息をついた。「あぁトシさん。村上のほうは回復しとるみたいやぞ。」「おう、ほうか。」「意識ははっきりしとるし、じきに取り調べもできるやろ。」「…岡田のタックルがなかったら、今頃全部ぱあやったな。」古田と片倉は取調室を後にした。彼らは北署一階にある喫煙所へと向かった。「どうなったんや。佐竹の立件。」古田の…
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80,【後編】12月21日 月曜日 20時09分 河北潟放水路
August 19, 2020 · 8 min80.2.1.mp3静寂の中、銃声が鳴り響いた。 目の前が真っ暗になった。撃たれた。俺は村上に撃たれた。撃たれた?痛くない。そうか脳をやられたか。いや、ならばこんなに頭が働かないはずだ。眩しい。なんだこの光は。そうか俺は死ぬのか。寒い。風が寒い。地面も冷たい。地面?なんで地面が冷たいってわかったんだ。手が動く。痛くない。まさか。 佐竹は目を開いた。彼は無意識のうちに目を瞑って地面に倒れこんでいたようだ。彼は即座に身を起こした。すると村上…
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80,【前編】12月21日 月曜日 20時09分 河北潟放水路
August 19, 2020 · 12 min80.1.mp3「俺はその鍋島を殺しただけだ。」「え…。」「確かにお前が言うとおり、俺は人殺なんだろう。しかしお前は事実関係を間違って認識している。」「な、なんで…。」「理由はいろいろある。」村上はポケットに手を突っ込んで地面だけをみていた。「いや…待て…俺はお前の言っていることがわからない…。お前、いま鍋島のような境遇にある人間を救うために政治家になろうとしているとか言ってただろう。」村上は佐竹と目を合わせない。「なに適当なこと言って…
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79,【後編】12月21日 月曜日 19時49分 河北潟放水路
August 12, 2020 · 12 min79.2.mp3「お前、俺が政治の世界に入った理由、知ってるか。」「そんなもん知らん。」佐竹は村上に向かって歩き始めていた。「お前の講釈なんか聞くつもりはない。俺はてめぇを許さん。」「ははは。佐竹、お前怒ってるな。」「うるせェ。この気狂いめ。」「待て。言っただろ話し合いが重要だって。」「話して何になる。」「お前こそどうするつもりだよ。あん?」村上は自分の車を指さした。「山内がどうなってもいいのか。」佐竹は歩みを止めた。そうだ、自分は山内…
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79,【前編】12月21日 月曜日 19時49分 河北潟放水路
August 12, 2020 · 10 min79.1.mp3「一色が死んでるよ。」「え…。」「見てみろよ。佐竹。」「な、何を馬鹿なことを…。」「見てみろよ〓︎佐竹〓︎そこを掘ってみろ〓︎」佐竹は村上が指す場所へゆっくりと足を進めた。うっそうと茂る枯れ草を手と足を使って掻き分けて歩く。15歩ほど進んだところで、枯れ草がなくなっている箇所に出た。彼はライトアップされる内灘大橋からのわずかな灯りを頼りに、その地面を注視した。地面は周囲のものとは色が異なり、最近掘り起こされ再び土が被せら…
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78,12月21日 月曜日 19時08分 内灘大橋
August 5, 2020 · 18 min78.mp3河北潟放水路に架けられた内灘大橋は、この辺りに飛来する白鳥と雪吊りをイメージした斜張橋である。この橋は夜になると色とりどりのライトで照らされる。漆黒の闇に鮮やかな光で浮き上がる内灘大橋の姿は美しく、これを目当てに訪れる者は多い。彼は村上が言っていた大橋の袂に位置する駐車場に車を止めた。ここから見る大橋は美しかった。目の前に見える95mもの主塔の姿は雄々しくもあり、光によって照らされているため何処か幻想的でもあった。佐竹はエン…
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77,【後編】12月21日 月曜日 19時00分 金沢北署
July 29, 2020 · 12 min77.2.mp3「警備部課長補佐。」「はっ。」該当する若手の職員が立ち上がった。「今この時点からお前が警備部課長代理だ。キンパイだ。速やかに警備部の精鋭を内灘大橋に派遣せよ。くれぐれも対象に気づかれるな。念のため狙撃班も連れて行け。警備部長には話を通してある。」「はっ。」朝倉の指示を受けた彼はその場から駆け足で去って行った。朝倉が出す凄みと突然の警備課長の更迭が捜査本部内を空気を引き締めていた。それに加えて狙撃班の出動を朝倉が命じたこと…
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77,【前編】12月21日 月曜日 19時00分 金沢北署
July 29, 2020 · 9 min77.1.mp3「ご苦労さん。捜査本部長の朝倉だ。」北署では19時より熨子山連続殺人事件に関係する捜査員が集結し、朝倉を長とした体制での会議が開かれていた。朝倉は議事進行役の北署署長深沢から新たな捜査本部長としての挨拶を賜りたいということで、マイクを手にしていた。「堅苦しい挨拶は抜きだ。本題から行く。」つい1時間前までは松永が捜査本部長だった。しかし突然彼はそれを降ろされ、朝倉が指揮を取ることとなった。松永が引き連れてきた察庁組は全員撤…
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76,【後編】12月21日 月曜日 18時50分 県警本部
July 22, 2020 · 10 min76.2.mp3ここで無線が入った。十河からである。「こちら十河。女の正体が判明しました。」片倉と同じ無線を聞いていた古田は、無線の音が松永にも聞こえるようにイヤホンジャックからイヤホンを外した。「理事官。聞いておいてください。」古田の言葉に松永は頷いて十河の声に耳を傾けた。「あの女はアサフスのバイトで山内美紀というらしいです。あの店は月曜定休なんですが、山内は仕事熱心で休みの日にもときどき細々とした仕事を片付けに来ることがあるそうです…
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76,【前編】12月21日 月曜日 18時50分 県警本部
July 22, 2020 · 12 min76.1.mp3「松永…。」片倉と古田は苦い表情をして彼を見た。「ほら採れたてのほやほやだ。」松永は1枚の紙ペラを二人に見せた。「何だこれは。」「Nシステムで補足した19日からの村上の行動経路だ。」「何?」「そこでお前たちに知らせたいことがある。」そう言って松永はここで立ち話をするのは控えたいとして、二人を県警の別室へ招いた。松永の存在に不信と疑念を抱いていた二人であるが、今は一刻を争う。そんなことは言ってられない。彼らは松永の求めに応…
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75,12月21日 月曜日 18時23分 県警本部
July 15, 2020 · 14 min75.mp3すれ違う者皆がこちらを見る。一体何事かといった表情で見るものもあれば、律儀に敬礼をして道を譲る者もいる。彼はエレベーターの降りるボタンを忙しなく押してそれが来るのを待った。しかし5秒後には踵を返して階段へと足を進めていた。彼は階段を降りるというより落ちるように凄まじい勢いでそれを駆け降りた。そこに携帯電話の音がなった。彼はそのまま階段を降りながらそれに出た。「おうトシさん。」「お前どこや。」「階段。」「はぁ?お前ふざけんなや…