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社会のふしぎ、研究のふかみー社研ラジオ

by 東京大学社会科学研究所

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Latest episodes

  • #13-02「国境を越える環境問題と法――裁判以外の紛争解決とは」(加藤紫帆准教授・後編)

    September 22, 2026 · 23 min

    【今回のトピック】 今回は、東京大学社会科学研究所准教授の加藤紫帆先生をお迎えした後編です。 「企業が国境を越えて活動するとき、誰がその責任を問うのでしょうか?」 日本企業が関わるインドネシアの石炭火力発電所建設をめぐり、現地の農民や漁民が環境破壊を訴えた事例を取り上げます。裁判ではなく、OECDの仕組みを利用した話し合いによる紛争解決が試みられました。 なぜ裁判ではなく、司法の外での解決が選ばれたのでしょうか。そして、こうした仕組みに…

  • #13-01「国境を越える環境問題と法――抵触法の世界への招待」(加藤紫帆准教授・前編)

    September 8, 2026 · 24 min

    【今回のトピック】 今回は、東京大学社会科学研究所准教授の加藤紫帆先生をお迎えします。 「国境を越えた事件は、いったい“どこの国の法律”で裁くのでしょうか?」 国際離婚や越境的な環境汚染など、国境を越えて起こるさまざまな問題。こうした個人や企業間での民事紛争では、「どこの国で裁判をするのか」「どこの国の法律を適用するのか」という問題が生じます。 前編では、国際私法・抵触法を専門とする加藤先生に、ザンビアの鉱山による環境汚染や、東日本大震…

  • #12-02「地域の力をデザインする ― 人・地域・未来をつなぐ」(加藤孝明特任教授・後編)

    August 25, 2026 · 21 min

    【今回のトピック】 今回は、東京大学生産技術研究所教授・社会科学研究所特任教授の加藤孝明先生を再びお迎えします。 「安全なまちは、どのようにつくられるのでしょうか。」 後編では、加藤先生が提唱する「地域安全システム学」の考え方や、その研究がどのように地域のまちづくりへ生かされているのかについて伺います。 地域の安全は、建物や道路などの物理的な条件だけで決まるものではありません。人々の暮らし方や地域コミュニティ、社会とのつながりなど、さま…

  • #12-01「まちづくり原点~地域と向き合う姿勢」(加藤孝明特任教授・前編)

    August 11, 2026 · 22 min

    【今回のトピック】 今回は、東京大学生産技術研究所教授・社会科学研究所特任教授の加藤孝明先生をお迎えします。 前編では、地域安全システム学を専門とし、自然災害リスク評価や災害シミュレーション、減災・復興まちづくりを研究されている加藤先生に、ご自身の研究の原点や、現在の研究スタイルに至るまでの歩みについて伺います。 「死んだらどうなるのだろう」と考えた小学生時代の経験から、物理学との出会い、そして都市工学へ。都市は「儲かるか」「美しいか」…

  • #11-02「賢い鉱夫生活:賭博、逃走、不正!?それでも義理堅い鉱夫たち」(森本真世准教授・後編)

    July 28, 2026 · 20 min

    【今回のトピック】  後編となる今回は、社会科学研究所の森本真世准教授を再びお迎えし、1900年代初頭の炭鉱の人事日誌に残された、鉱夫たちのさらに生々しい日常に迫ります。 給料日には多くの鉱夫が欠勤し、賭博に興じる者もいれば、クビになったのに名前を変えて働こうとする鉱夫までいるーー。 鉱夫たちはなぜ企業の思うようには働いてくれなかったのでしょうか。企業は、賭博や不正、逃走、他炭鉱による鉱夫の引き抜きにどのように対応していたのでしょうか。…

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  • #11-01「賢い鉱夫生活:明治後期の炭鉱夫、働くのは月に10日?!」(森本真世准教授・前編)

    July 14, 2026 · 20 min

    【今回のトピック】 今回は、社会科学研究所の森本真世准教授をお迎えします。 ご紹介いただくお話は、その名も『賢い鉱夫生活』。炭鉱労働をテーマに、明治後期に操業されたある炭鉱の人事日誌を読み解く研究について伺います。 舞台となるのは、1902年から1907年に操業された福岡県筑豊地方の炭鉱。およそ800日にわたって残された人事日誌には、鉱夫の出勤状況、事故や事件、欠勤の理由などが日々記録されていました。 なぜ鉱夫たちは定休日以外にも仕事を…

  • #10-02「データの向こう側へ。メタデータを通じた知識の共有」(南山泰之准教授・後編)

    June 23, 2026 · 18 min

    【今回のトピック】 後編となる今回は、南山泰之准教授を再びお迎えし、「研究データ」の世界に迫ります。 研究データと聞くと、数字やファイルの集まりを思い浮かべるかもしれません。しかし、その一つひとつには、研究者が何を問い、どのような方法で調査し、どのような知識を生み出そうとしたのかという痕跡が刻まれています。 異なる分野の研究者は、互いのデータをどのように理解し、活用できるのでしょうか。社会学、政治学、経済学、さらには他分野の知識をつなぐ…

  • #10-01「情報を整理し、人と知識をつなぐ」(南山泰之准教授・前編)

    June 9, 2026 · 24 min

    【今回のトピック】 前編となる今回は、南山泰之准教授をお迎えします。 法学部の学生時代、膨大な文献を前に「どう整理すればよいのか」と悩んだ経験から、図書館情報学の世界へ。国立極地研究所の図書館員として勤務し、第49次日本南極地域観測隊にも参加するなど、ユニークなキャリアを歩んできました。 図書館員の仕事は本を並べることではなく、「情報を整理し、人と知識をつなぐこと」。 利用者が必要な資料を見つけられるようにする目録やメタデータは、どのよ…

  • #09-02 中国の「城中村」という名のスラム(丸川知雄教授・後編)

    May 26, 2026 · 29 min

    【今回のトピック】 後編となる今回は、丸川知雄教授とともに、中国の「城中村(じょうちゅうそん)」に迫ります。 “都市の中の村”を意味する城中村は、中国の急速な都市化の中で生まれた独特の居住空間です。 農民たちが自らアパートを建て、地方から流入する出稼ぎ労働者に貸し出すことで形成された超高密度の住宅地。 広州や深圳では、多くの低所得労働者を支える重要なインフラとなっています。 一方で、火災リスクや違法建築、突然の立ち退きなど、深刻な問題も…

  • #09-01 中国内陸部で発展する再生可能エネルギー(丸川知雄教授・前編)

    May 12, 2026 · 27 min

    【今回のトピック】 前編となる今回は、丸川知雄 教授をお迎えします。 世界最大のCO2排出国である中国は、なぜ“再生可能エネルギー大国”へと変貌したのか。 太陽光・風力発電が急拡大した背景、中国内陸部オルドスで進むエネルギー転換、そしてAI時代を支えるデータセンター構想まで。 日本が原発と再エネの間で揺れる中、中国はいかにして巨大なエネルギー産業を築いたのかを読み解きます。 民間起業家による太陽電池産業の誕生、欧米との摩擦、そして205…

  • #08-02「民主主義と権威主義の境界」(東島雅昌教授・後編)

    April 28, 2026 · 24 min

    【今回のトピック】 後編となる今回は、東島教授を再びお迎えし、著書『民主主義を装う権威主義』に迫ります。 中央アジアでのフィールドワークを通じて見えてきた、既存の理論では捉えきれない政治の実態とは。 カザフスタンとキルギス共和国の比較から浮かび上がる、国家と社会の関係。 そして、読者から寄せられた「これは日本のことではないか」という声が示すものとは。 研究の中で感じた喜びや葛藤、そして人とのつながりがもたらす学びとは。 さらに、アウトリ…

  • #08-01「歴史への興味と比較する楽しさ」(東島雅昌教授・前編)

    April 14, 2026 · 29 min

    【今回のトピック】 前編となる今回は、政治学者の東島教授をお迎えします。 沖縄にルーツを持つ原体験からはじまり、なぜ「歴史の事実」ではなく「歴史のパターン」へと関心が向かったのか。 大学で出会った政治思想の授業をきっかけに、歴史から比較政治学へ—その転換の瞬間とは。 言語と統計学の重要性、そして中央アジアとの出会いが研究をどう形づくったのか。 アメリカやデンマークでの研究生活から見えてきた、政治と政治学の距離感、そして国ごとに異なる学術…

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About the show

東京大学社会科学研究所の研究者が、自身の研究について、専門用語にとらわれず、日常の言葉で語り合う番組です。学術的なテーマを扱いつつも、リラックスした雰囲気でお届けします。論文では触れられないような研究への想いや背景も、少しずつご紹介したいと思います。 ----- 配信:毎月第2、第4火曜日夕刻(予定) ----- カバーアート:S. Terazawa